通常ステレオ音源は、左右のスピーカーから発した別々のステレオ音声が合成されることで、各楽器の配置や広がり、または奥行き感などを感じ取ることができます。
つまり理想的な音場感や音像定位が最も再現される場所は音が同時に届く(聞える)場所であり、リスナー席が望ましいのです。
クルマの場合、スピーカー間の中央である理想の視聴位置に座ることができないのが実態です。運転席に座れば当然近くなる側のスピーカーに音が引っ張られ、各楽器の配置や広がり、または奥行き感が不明確になります。そこでタイムアライメント機能を使って左右スピーカーの中央で聴いているように調整し、擬似的にヴォーカルや各楽器の配置を明確に再生させます。
タイムアライメントの動作原理は、リスナーに近いスピーカーの音を遅延をかけ、左右スピーカーが発した音が耳に同時に届くように調整します。
ある程度大雑把なアライメント調整範囲では聴感上で行う事も可能ですが、より細かい調整が必要の場合では、補正時間0,05ms=1,4cmとなり、人間の聴感では大変困難です。
そのためには徹底したチューニングが必要です。
